ノベルティとは?ノベルティの意味を分かりやすく解説!

「ノベルティってどういう意味?」
「ノベルティと販促品って何が違うの?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?
ノベルティってよく耳にする言葉ですが、正確な意味がよく分かりませんよね。
でも、意味や目的を理解せずノベルティを配ると
効果がないばかりか会社(お店)や商品(サービス)のイメージが下がることもあるんです。
そこで、この記事ではノベルティ業者に勤務する私が以下の点を解説します!
読んでいただくと
「ノベルティとは何か」
「何のためにノベルティを配るのか」
「ノベルティを配るとどんな効果があるのか(どうやって効果を測定するのか)」
「どんなノベルティを作れば良いか」
が分かります。
売上アップにつながるオリジナルノベルティを作成するために、この記事がお役に立てば幸いです。
まずは確認!ノベルティとはどういう意味?
ノベルティとは、企業が商品やサービスの宣伝を目的として無料で配布するグッズのこと。
「宣伝」といっても直接的なPRではなく、認知度を上げることが目的です。 そのため、企業や商品の宣伝文句ではなく、ロゴが入ったグッズをよく見かけますよね。
ちなみに定番のノベルティとしては、ボールペン・クリアファイル・うちわといったグッズが挙げられます。
※最近ではエコバッグ・タンブラー・スマホ関連グッズなどを配布する企業も増えています。
とはいえ、販促品・プレミアム(景品)・記念品など、「ノベルティとどう違うの?」というグッズもありますよね。
そこで、ノベルティとそれぞれの違いについても詳しく見ていきましょう。
ノベルティと販促品の違い
ノベルティと販促品は、広い意味では同じです。
どちらも企業が無料で配布するグッズですが、次のような違いがあります。
■ノベルティ
- 商品やサービスの認知度を上げるために配る
- 企業名や商品名などが印刷されていないことがある
- 商品やサービスと関連性のないグッズであることも多い
(IT企業が会社のロゴ入りステッカーを配るなど)
■販促品
- ノベルティより直接的に商品・サービスの購入を促すグッズ
- 企業名や商品名など宣伝のための文言が印刷されている
- 販売したい商品やサービスと関連性の高いグッズを配ることが多い
(コスメの試供品、書籍購入時のブックカバーなど)
ノベルティとプレミアム(景品)の違い
ノベルティとプレミアムの違いは次の通りです。
ちなみに、プレミアムと景品はほぼ同じ意味だと考えて問題ありません。
■ノベルティ
- 商品購入やサービス利用なしでもらえる
- 会社や商品の認知度アップが目的
- 企業が無料で配布するグッズ
■プレミアム
- 商品購入やサービス利用の特典
- 購買意欲の促進を目的とする
- やや高級なグッズが多い
(景品の方が価格的には安いイメージ)
ノベルティと記念品の違い
ノベルティと記念品の違いは次の通りです。
配る目的とタイミングが大きく違います。
■ノベルティ
- 配布のタイミングは決まっていない
- 企業や商品の認知度を上げることが目的
- 価格帯はバラバラ
■記念品
- 周年、入学、卒業など節目の記念として贈るグッズ
- 認知度向上や購買意欲の促進を目的としない
- やや高級なグッズが多い
このように、ノベルティと販促品・プレミアム(景品)・記念品はそれぞれ違う意味を持ちます。
ノベルティの意味や目的を知らずに作成すると、デザインやグッズ選定を間違うかもしれません。
関連記事:記念品とは?記念品を贈る目的は?
そうすると
「企業名や商品名が入っていて使いづらい(デザインがダサい)」
「高級そうな商品のPRなのにノベルティが安っぽい」
など、ブランドイメージが悪くなるかもしれません。
そんな失敗を避けるために、ノベルティの意味や目的をしっかり確認しておきましょう。
英語の「novelty」も同じ意味?
英語の「novelty」は日本語の「ノベルティ」と少し違い、目新しさという意味です。
そこから転じて目新しいもの、珍しいもの、変わったものという意味でも使われます。
■noveltyの例文
A novelty wears off in time.(新しいものはやがてすたれる。)
Traveling by air has lost much of its novelty now.(空の旅も今では珍しくなくなりました。)
参考サイト:「novelty」に関連した英語例文の一覧と使い方 – Weblio英語例文検索
(参照2021-02-10)
ちなみに、英語にも「novelty goods」という言葉はありますが、日本語とは違って「変わったオモチャ」(メガネに鼻とヒゲが付いたパーティグッズなど)のような意味合いです。
見た目が風変りでインパクトはあるけど、すぐ飽きてしまうグッズという感じでしょうか。
ノベルティを配ると期待できる効果は?
記事の冒頭でご説明したように、ノベルティは企業や商品・サービスの認知度アップを目的として配るグッズのこと。 ただ、ノベルティを配ることで、具体的にどんな効果があるのかイメージしづらいですよね。
ここからは少し踏み込んで、ノベルティの配布で期待できる効果について解説します。
ノベルティ配布で期待できる効果は4つ!
ノベルティには以下の効果が期待できます。
オリジナルノベルティを制作して配るときは、ぜひ意識しましょう。
■企業のイメージアップ
おしゃれなノベルティや実用的なノベルティをもらって、「この会社いいな」と思った経験はありませんか?
ターゲットの好みに合うノベルティ、ターゲットが使いやすいノベルティを配ると、自社のイメージアップ効果が生まれます。
特にアパレルブランドのようにイメージが大切な企業の場合、ノベルティが与える印象を大切にしましょう。
関連記事:おしゃれなノベルティ20選!オリジナル名入れ印刷OKの人気グッズは?
関連記事:センスのいいノベルティ特集!イメージアップに役立つおすすめグッズとは
■長期間の宣伝効果
ノベルティを配るなら、名入れ印刷をして企業名やロゴ入りのオリジナルグッズを制作するのが一般的。
日常的に使えるグッズなら名入れ部分を長い間目にするため、企業名や商品・サービス名が使う方の記憶に定着します。
つまり、ノベルティには長期間の宣伝効果もあるのです。
■顧客の囲い込み
どんな企業であっても、競合他社よりすぐれた商品・サービスを提供しなければ顧客は離れてしまいます。
ただし、同レベルの商品・サービスが比較された場合、どちらを選ぶかの決め手に認知度の差が影響することも。
企業名やロゴ入りのノベルティを目にすることで「この会社を知ってるからコッチにしよう!」と顧客を囲い込む効果が期待できます。
展示会で配ったノベルティや企業説明会で就活生に配ったノベルティが、後々効果を発揮するかもしれませんね。
■SNSで話題になる
珍しいノベルティやおもしろいノベルティをもらうと、誰かに自慢したくなりませんか?
他社とは一味違ったノベルティを配布すると、もらった方がSNSに投稿して思わぬところで話題になることも。
「どこでもらったの?」
「なんていう会社のノベルティ?」
など、SNSで情報が拡散すると、間接的に企業名や商品・サービス名の認知度が上がる可能性もあります。
関連記事:SNSで話題になるノベルティを作るには?プロが教える3つのポイント
関連記事:おもしろいノベルティ20選!印象に残ること間違いなしのグッズとは
ノベルティ配布後の効果を測定するには?
オリジナルノベルティを配っても、本当に効果があったかどうか判断するのは難しいもの。
効果を判断するには、「配布前」と「配布後」で問い合わせ数・申し込み数・来店数などを比較する方法がおすすめです。
たとえば自社サイトへの誘導を目的にノベルティを配るなら、ノベルティにQRコードを入れるといいかもしれません。
QRコードを見てサイトへ訪問する方が多ければ、配布後のアクセス数が伸びるはずです。
ただし、ノベルティの配布数をカウントしておかないと費用対効果が測定できません。
効果を正確に測定できるよう、「何を何個配ったか」カウントしておきましょう。
失敗しないノベルティグッズの選び方
続いては、失敗しないノベルティグッズ選びのポイントをご紹介します。
当サイト(ノベルティストア)のスタッフ28名にアンケート調査を行ったところ、以下の3点が上位に上がりました!
- デザイン性(好みのデザイン・使っていて恥ずかしくないデザイン)
- 実用性(日常的に使いやすい)
- 価格帯(お得感や高級感がある・性能が良い)
日頃からノベルティグッズの提案をしているプロの意見としては
「デザインが良い」「使いやすい」「安っぽくない」の3点が重要だということです!
アンケートの結果・おすすめのノベルティグッズと活用方法、ノベルティ制作のポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
▸【アンケート調査】もらって嬉しいノベルティとは?プロが選んだおすすめノベルティ
▸知らずに発注は絶対に損!ノベルティ制作のポイントをプロが解説!
また、「ノベルティをもらった側」の立場に立って、持ち運びやすさも考慮すると良いでしょう。
たとえばイベント会場で、大きくて重たいノベルティをもらってもジャマになるだけですよね。
配布シーンに合った持ち運びやすいグッズを選ぶことも大切です。
なお、オリジナルノベルティの作成にかけられる予算は、景品表示法という法律によって規定されています。
景品表示法を知らずにノベルティを作ると罰則が科せられるケースがあるため、以下の記事もぜひご覧ください。
▸【コレさえ分かればOK】景品表示法とは?を分かりやすく解説!
ちなみに、当サイトではボールペンやクリアファイルなどの定番ノベルティから、エコバッグ・タンブラー・除菌グッズまで、幅広い商品を取り扱っています。
「どんなノベルティグッズがあるのか見てみたい!」という方は、オリジナル名入れノベルティ商品一覧ページをぜひご覧ください。
サイトに掲載していない商品も探してご提案いたしますので、「こんな商品ない?」という時は遠慮なくお問い合わせくださいね。
また、以下の記事もノベルティ選びの参考になるので、ぜひチェックしてみてください!
▸おすすめ高級ノベルティ20選!ターゲットに合うグッズ選びのコツも解説
▸単価が安いノベルティ大特集!激安でも安っぽく見えないおすすめグッズとは
▸小ロットOKの名入れノベルティ特集!人気7カテゴリのおすすめ商品は?
▸デザイン性が優れている「ブランジェリメール」の商品紹介と使用レビュー!
【番外編】ブランドのノベルティって偽物なの?
最後にもう1つノベルティについて説明します。
シャネルやヴィトンなど、ブランドのノベルティ(ポーチや化粧品など)がネット上で販売されているのを見たことはありませんか?
ああいったノベルティを見て「これは偽物?」「コピー品じゃないの?」と疑問を持つ方が多いようです。
結論から言うと、そのようなノベルティが偽物かどうかは分かりません。(鑑定士なら分かると思いますが)
ただ、ハイブランドのノベルティとなると希少価値がついて高値で取引されるため、残念ですがノベルティと偽った悪質なコピー品を販売する人がいるようです。
そんなノベルティを買って「だまされた!」という口コミが広がったため、「ノベルティは偽物という意味だ」と勘違いされる方が多いのでしょう。
まとめ
ノベルティとは、企業が商品やサービスなどの認知度アップを目的に無料で配布するグッズです。
販促品・プレミアム(景品)・記念品もノベルティに近い意味で使われることがありますが、それぞれ違う意味を持ちます。
・販促品(販売促進を目的にした企業名や商品名入りのグッズ)
・プレミアム(販売促進を目的にしたグッズで商品購入やサービス利用者に配るグッズ)
・記念品(開店、創業、入学、卒業など節目の記念として配るグッズ)
以上の点を踏まえて、オリジナルノベルティを作るときは「デザイン性」「実用性」「価格帯」の3点を意識しましょう。
そうすれば、会社や商品の認知度向上・イメージアップにつながるはずです!