ノベルティとは?意味・目的・製作のポイント・人気グッズについて
2023/9/28(木)
「ノベルティ」がただの配布物ではなく、ブランドイメージを左右する重要なアイテムであることをご存じですか?
当記事では、ノベルティの意味、配布する目的、そして印象に残るノベルティを製作するための秘訣と人気アイテムをご紹介します!
ノベルティとはどんな意味?
ノベルティとは、企業名・商品・サービスを宣伝するために企業が無料で配布するグッズです。
企業名やロゴなどを印刷することが一般的で、商品・サービスの購入者や申込者、イベントの参加者などに配布されます。
ノベルティは大量に配布するため、従来は安価なグッズを選ぶ企業が多かったのですが、近年はクオリティの高いノベルティが増えています。
インパクトのあるグッズやおもしろいグッズをノベルティにする企業も多く、必ずしも宣伝する商品・サービスと関連性のあるグッズが選ばれるとは限りません。
なお、「ノベルティ」という言葉は英語の“Novelty”に由来し、珍しさや目新しさを意味します。
ノベルティを配布する目的
ノベルティを配布する目的は、主に次の3点です。
- 認知度を上げる
- ブランディングする
- 見込み顧客を獲得する
ここから詳しく見ていきましょう。
ちなみに、ノベルティと混同されやすい販促品やプレミアムは、少し目的が違います。
販促品は直接的に購買を促すグッズ全般を指し、ノベルティやプレミアムは販促品の一種です。
プレミアムは商品の購入者に特典として渡す品物で、高級感のあるグッズが選ばれます。
プレミアムは景品とほぼ同じ意味で、GWPとも呼ばれます。
■GWPとは?
「Gift With Purchase」の略で、商品に付けるおまけや購入者へ進呈するギフトのこと。
長期的なPR効果を狙うというよりは、「今の購入」を促すことが主な目的です。
※化粧品メーカーが購入者特典としてポーチやハンドミラーを進呈するなど。
関連記事:販促品とは?意味と目的・種類別の事例やおすすめグッズをご紹介
認知度を上げる
第一の目的は、企業・商品・サービスの認知度を上げることです。
日常的に使えるノベルティを配布して消費者に使ってもらうことで、企業名などを目にする機会を増やし、認知度を上げることを目的とします。
「認知」は購買行動の第一段階なので、まずは知ってもらうことで購買意欲を高め、商品やサービスの購入や利用を促すというわけです。
ブランディングする
第二の目的は、ブランディングです。
たとえば、アナタがハイクオリティなノベルティをもらったら、その企業に対する好感度が上がりませんか?
また、おしゃれなノベルティやセンスのいいノベルティをもらった場合も、企業に対してのイメージは良くなるでしょう。
このように、ノベルティを「企業の顔」として配布することで、ブランディングをすることが可能です。
見込み顧客を獲得する
第三の目的は、見込み顧客を獲得すること。
ノベルティを配布することで、展示会で自社ブースへの集客が増える、あるいはセミナーへの参加者が増えるといったことがあります。
そのような方と良い関係性を築ければ、見込み顧客になってくれることもあるでしょう。
ノベルティ製作のポイント
ノベルティ製作における大切なポイントは次の4点。
- 目的を明確にする
- 予算と納期を決める
- ターゲットを明確にする
- 実用性と話題性を意識する
各ポイントについて解説してきます。
目的を明確にする
ノベルティ配布の目的である「認知度アップ」「ブランディング」「見込み顧客獲得」のうち、何を優先するのか決めましょう。
目的がハッキリすれば、どんなグッズを選べば良いか考える参考になるはずです。
たとえば、認知度アップなら大量配布できるグッズ、ブランディングなら高級なグッズ、見込み顧客獲得なら目を惹くグッズ(集客しやすい)など、目的に合ったグッズを選ぶことができます。
予算・数量・納期を決める
ノベルティ製作にかける予算と数量、納期を決めておくことも大切です。
宣伝したい商品やサービスが安価な場合、ノベルティ製作に予算をかけすぎると、1件当たりの反響を取るための費用対効果が合わなくなるかもしれません。
また、大量にノベルティを作って配り切れないとなると、製作費がムダになるかもしれません。
納期に関しても、たとえば展示会前ギリギリに発注して「ノベルティの納品が間に合わない」といった事態にならないよう、事前に確認しておきましょう。
ノベルティストアの場合、大抵はご注文の確定から納品までに3週間~4週間かかります。
ターゲットを明確にする
「どんな方にノベルティを配るか」がハッキリしていると、該当するターゲット層が喜びそうなグッズを選択できます。
たとえばターゲットが若い女性であればかわいいエコバッグ、ビジネスパーソンであればスマホグッズなどが良さそうですよね。
ターゲット層に喜ばれるノベルティを知るために、インタビューやアンケートを利用したり、SNSで情報を分析しても良いかもしれません。
実用性と話題性を意識する
販促効果のあるノベルティを製作するなら、実用性と話題性は必須条件。
というのも、実用性のあるグッズなら日常的に使ってもらいやすいため、企業名やロゴを目にする機会が増えるからです。
また、SNSが普及している現代では、話題性も大切な要素と言えます。
人に紹介したくなるようなノベルティをもらうと、SNSでシェアしてもらえるかもしれません。
SNS上で情報が拡散すれば、無料で商品やサービスを宣伝できます。
話題性のある商品やキャラクターとのコラボグッズを製作するのも、1つのアイデアではないでしょうか。
関連記事:SNSで話題になるノベルティを作るには?プロが教える3つのポイント
ノベルティ製作の注意点
ノベルティ製作における注意点は以下の3点です。
- ノベルティ製作費には上限がある
- 知的財産権を侵害したノベルティはNG
- 大きすぎる・重すぎるノベルティはNG
法的な部分に関わる内容もあるため、ぜひご確認ください。
ノベルティ製作費には上限がある
ノベルティ製作費には上限があり、景品表示法という法律に定められています。
景品表示法は「オマケでつってモノを売る」ことを規制して消費者を守ること、企業同士の不健全な競争を防止することを目的とする法律です。
上限金額を超えた製作費をかけてノベルティを作ると、罰せられることがあるので注意しましょう。
関連記事:景品表示法をわかりやすく解説!ノベルティ製作で注意すべきポイントとは?
知的財産権を侵害したノベルティはNG
キャラクターの無断使用など、知的財産権を侵害するノベルティの製作はNGです。
高額な損害賠償を請求される可能性もあるので、著作権のあるキャラクターなどをノベルティに印刷する場合は、許可を取る必要があります。
大きすぎる・重すぎるノベルティはNG
意外と見落としがちなポイントですが、大きすぎるノベルティや重すぎるノベルティは避けましょう。
展示会やセミナー会場で持ち運びにくいノベルティをもらっても、ジャマになるだけです。
ジャマなノベルティは捨てられる可能性がありますし、配布している企業のイメージが悪くなるかもしれません。
受け取る方の状況を考慮してノベルティを製作しましょう。
目的別の人気ノベルティ
続いては、ノベルティストアの人気グッズを目的別にご紹介します。
お客様からのお問い合わせが多いグッズを中心にまとめました。
認知度を上げたい
多くの方にノベルティを配布して認知度を上げる場合は、大量に製作する必要があります。
従って比較的単価の安いボールペンや付箋、メモ帳などが人気です。
ブランディングしたい
ブランディング目的の場合は、高級感のあるグッズが選ばれています。
ノベルティストアの人気商品は、質の良いタンブラーやボトル、トートバッグ、モバイルバッテリーです。
見込み顧客を獲得したい
ノベルティで集客して見込み顧客を獲得するには、目を惹くグッズがおすすめ。
缶ドロップや一風変わったバッグ類、千両箱を模したボックスティッシュが人気です。
ノベルティの成功事例
最後にノベルティストアの営業スタッフに聞いた、ノベルティの成功事例をご紹介します。
実際にあった事例を集めておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
棒付きキャンディ
新規オープンするホテルのレセプションブース内のモニュメントに。
レセプションブースに棒付きキャンディを大量に並べたところ、宿泊の方から「インスタ映えするする!」と好評だったとのこと。
ホテルのサイトへの流入数が大幅に増えたそうです。
■カレンダー
不動産業界の方に粗品カレンダーとして配布。
3ヶ月分の表記があり、祝日や行事ごとがわかりやすいカレンダーだっため「使いやすい!」と好評だったとのこと。
お客様との打ち合わせ日程を決めるときなど、カレンダーが重宝したそうです。
■ボックスティッシュ
動物園で来園者へのプレゼントとしてキューブ型のボックスティッシュを配布。
ボックスティッシュの箱前面にレッサーパンダを印刷したところ、かわいいビジュアルがとても喜ばれたそうです。
■ハンディファン
労働組合の周年記念品として作成。
グッズ自体の実用性だけでなく、特別感のある熨斗やラッピングにした点も好評だったそうです。
まとめ
当記事では、ノベルティの意味や目的、製作時のポイントや注意点を解説しました。
ノベルティ配布の目的は主に3つあるため、まずは目的を決めることが大切です。
その他にもポイントや注意点もよく確認しておきましょう。
ノベルティの意味や目的を理解したうえ、販促効果のあるオリジナルノベルティを作ってください!
この記事をシェア
最近の投稿
カテゴリ
アーカイブ
- 2024年4月(2)
- 2024年3月(4)
- 2024年2月(1)
- 2024年1月(2)
- 2023年12月(3)
- 2023年11月(6)
- 2023年10月(1)
- 2023年9月(2)
- 2023年8月(3)
- 2023年7月(4)
- 2023年6月(2)
- 2023年5月(2)
- 2023年4月(1)
- 2023年3月(1)
- 2023年1月(6)
- 2022年11月(7)
- 2021年12月(1)
- 2021年11月(3)
- 2021年10月(2)
- 2021年8月(5)
- 2021年5月(3)
- 2021年4月(3)
- 2021年3月(2)
- 2020年12月(10)
- 2020年11月(1)
- 2020年10月(1)
- 2020年1月(2)