販促品とは？意味と目的・種類別の事例やおすすめグッズをご紹介

「販促品って何？」と聞かれたとき、自信を持って説明できますか？
当記事では、販促品の意味や目的、メリット・デメリットをご紹介します。

販促品選びのポイントやおすすめグッズもご確認ください！

販促・販促品とはどんな意味？

まずは販促の意味、マーケティングや広告との違い、販促品の意味について解説します。

販促とは？

販促とは販売促進の略語で、セールスプロモーションとも呼ばれます。
販促の意味は、消費者に商品やサービスの情報を伝え関心を高めて購買を促すこと。
そのような活動全般を販促活動と呼びます。

なお、販促はマーケティングや広告と混同されがちですが、次のような違いがあるので覚えておきましょう。

■マーケティング
マーケティングは商品やサービスを売るための戦略全体のことです。
販促はマーケティングの一環で、販売促進に特化した施策のこと。
つまり、マーケティングという大枠の中に販促があるということです。

■広告
販促は商品やサービスを売るための施策ですが、広告は商品やサービスの認知度を上げることを目的とします。
広告もマーケティングという大枠の中にある施策の1つと理解しておきましょう。

販促品とは？

販促品とは購買を促進するためのグッズ全般のこと。
不特定多数の方に配るため、大量配布が前提です。
従って、比較的安価で実用的なアイテムがよく選ばれます。

一口に販促品と言っても目的によって種類があり、大きくは次の4つに分類されます。

• ノベルティ
• プレミアム
• 記念品
• 粗品

※それぞれの違いについては後述します。
※「販促品」は企業側が使う言葉であり、消費者に対して使う場合は「ノベルティ」や「プレミアム」などと呼びます。

販促品のメリット

先にご説明したように、販促品の目的は商品やサービスの購買を促すことです。
では、販促品を配るとどのようなメリットがあり、商品・サービスの購買につながるのでしょうか？
ここからは販促品配布のメリットについて解説します。

認知度の向上

販促品は消費者に配るものであり、大抵は社名やロゴ、商品・サービス名などを印刷します。
消費者が販促品を使うと印刷部分を目にすることになるため、企業や商品の認知度を上げる効果が期待できます。

「認知」は購買行動の第一段階とされるため、企業名や商品・サービス名を覚えてもらえることは、販促品配布の大きなメリットと言えるでしょう。

イメージアップ

クオリティが高い、高級感がある、おしゃれなど、受け取った方が好印象を持つような販促品を配ると、企業のイメージアップになります。
「この企業の商品やサービスだったら使ってみたい！」と思ってもらえれば、購買につながる可能性が上がるでしょう。

また、クオリティが高ければ販促品を目当てに購入・申し込みする方がいらっしゃるかもしれませんし、リピーターの獲得につながるかもしれません。

情報の拡散

SNSの普及により、近年は思いがけず情報が拡散する（バズる）ことがあります。
人に紹介したいと思ってもらえる話題性のある販促品を配ると、「こんなグッズをもらいました！」とSNSで情報が拡散することも。

販促品の配布だけではアプローチできない層にも情報が広がり、商品やサービスのことを知ってもらえるかもしれません。
SNSでの拡散を狙って、話題性のある販促品を作ってみるのも1つのアイデアと言えるでしょう。

関連記事：SNSで話題になるノベルティを作るには？プロが教える3つのポイント

販促品のデメリット（注意点）

販促品の配布にメリットがある一方、デメリットや注意点もあります。
続けて解説していきますので、ご確認ください。

費用対効果が合わないことがある

繰り返しになりますが、販促品の目的は購買を促進することです。
販促品の製作に費用をかけすぎると、商品・サービスの価格とのバランスが取れず、費用対効果が合わなくなる可能性があります。

購買1件あたりいくらのコストをかけられるかをよく考えたうえ、販促品製作の予算を決めましょう。

低品質の販促品はイメージダウンにつながる

クオリティの高い販促品は企業のイメージアップにつながる反面、低クオリティの販促品を配布するとイメージダウンになるかもしれません。
安っぽい販促品や粗悪な販促品は避けた方が良いでしょう。

また、販促品に企業名を大きく印刷すると、「ちょっと人前で使うのは恥ずかしいな」と捨てられたり、タンスの肥やしになったりすることも・・・。
アナタが販促品をもらったとして、「このデザインなら使いたいと思えるか」をよく考えて製作する必要があります。

もう1点挙げると、極端に重い・大きいグッズは販促品に不向きです。
持ち運びが大変なグッズを配ると、「配慮のない企業だな」とイメージが悪くなるかもしれません。

法的な規制にも注意が必要

販促品の製作にかけられる費用の上限は、景品表示法という法律で規定されています。
上限を超えた販促品を配布すると、最大2年の懲役または最大300万円の罰金が科されることも。
景品表示法の内容を理解したうえで、販促品を製作しましょう。

また、無断でキャラクターなどを使用すると、知的財産権の侵害に当たる可能性があります。
損害賠償請求をされることもあるため、著作権のあるキャラクターなどを使用する場合は、事前に許可を取りましょう。

関連記事：景品表示法をわかりやすく解説！ノベルティ製作で注意すべきポイントとは？

販促品の種類とそれぞれの違い

続いては、販促品の種類とそれぞれの違いをご紹介します。
どのような目的で製作するかに違いがあるため、自社の施策に合った販促品をお選びください。

ノベルティ

ノベルティは、商品購入者やサービスの宣伝を目的として、企業が無料で配布するグッズです。
商品・サービスの認知度を上げるだけでなく、付加価値を与えて購買を促します。
企業名やブランドロゴなどを印刷して配布されるため、ブランディングにも貢献します。

多くの方に配布するので、低単価なグッズを選ぶことが一般的です。

関連記事：ノベルティとは？意味・目的・製作のポイント・人気グッズについて

プレミアム

プレミアムは、商品購入者やサービス利用者に配布する「おまけ（特典品）」です。
ノベルティと違って配布対象が限定されるため、数量に限りのあることが一般的。

単価の高いグッズが選ばれる傾向にあり、必ずしも社名やロゴなどを印刷するとは限りません。

記念品

記念品は、思い出に残してもらう目的で贈る品物です。
たとえば、企業から従業員へ贈る表彰の品、関連企業や取引企業に贈る周年記念品などがあります。

また、学校や部活動での卒業生記念品、自動車や不動産といった金額の大きな商品の成約記念品など、幅広いシーンで贈られる品物です。

粗品

粗品は、気遣いや心遣いを示すために贈るお礼の品物です。
取引先へ年末の挨拶回りに伺う際に持参したり、展示会の来場者やアンケートの回答者へお渡ししたりというケースが多くあります。

また、開店・開業・開院のお祝い品として、近隣住民への挨拶や感謝を込めて配布することもあるなど、顧客との関係性継続を目的としています。

販促品の事例

ここからは、販促品の種類ごとに実際の事例をご紹介します。
ノベルティ・プレミアム・記念品・粗品の種類別に、どのようなグッズが選ばれているのか見ていきましょう。

ノベルティの事例

ノベルティは不特定多数の方に配布するため、単価の安いグッズが選ばれています。
定番のエコバッグから、付箋やメモ帳、カトラリー（食器類）が中心です。

■ノベルティストアのおすすめ商品

プレミアムの事例

プレミアムとして選ばれているのは、高級感のあるグッズです。
近年はスマホバッテリーもよく選ばれています。

■ノベルティストアのおすすめ商品

記念品の事例

記念品は日常的に使える高級なボールペンをはじめ、「飾る」グッズも選ばれる傾向があります。
どれも見るたびに思い出がよみがえるようなグッズです。

■ノベルティストアのおすすめ商品

粗品の事例

粗品として多いのは、以下のような定番グッズです。
多くの方が1度はもらったことがあるかもしれません。

■ノベルティストアのおすすめ商品

まとめ

当記事では、販促品の意味や目的について解説しました。
販促品とは、商品・サービスの購買・申し込みを促すために配るグッズのこと。
以下の種類があり、それぞれ目的も異なります。

• ノベルティ
• プレミアム
• 記念品
• 粗品

記事内でご紹介した販促品の事例やおすすめ商品も参考に、貴社の目的に合った販促品を作りましょう。
グッズ選びや製作について不明点などございましたら、お気軽にノベルティストアまでお問い合わせください。